ピルは本当に安全?

ピルに含まれる成分は、排卵後に放出されるホルモン、卵胞ホルモンと黄体ホルモンと呼ばれるものです。
ピルを服用する上で一番大切なのは、正しく飲み続けるということです。正しく飲み続けていれば、妊娠する確率は1%よりもはるかに低くなります。完璧でない理由は、下痢などを起こしてピルが上手く吸収されない場合があるためです。ただし飲み始めて最初の1週間や、24時間以上の飲み忘れをしてしまった場合には、妊娠の危険があります。
日本で低用量のピルが認可されたのは1999年のこと。1970年代にアメリカで発売されてから、30年近く遅れての承認でした。遅れてしまった理由は「副作用の危険性」などではなく、ピルの普及による「出産率の低下」、そしてコンドームを使用しないことによる「HIV感染者の増加」が懸念されていたからです。国は、出産したがらない女性が増えて少子化に拍車がかかることを怖れていたのです。
日本で高用量、中用量のピルしか扱われていなかった時代の話なんです。その頃は確かに血栓症や重い頭痛、吐き気などの副作用が問題になっていましたが、現代のピルは低用量がメイン。ホルモンの量は1/10に抑えられ、きちんと服用すれば副作用もほとんどありません。